お軸について
お軸について知ったこと
スタッフの谷野です。
自分の無知をさらすようで、あまり気乗りがしませんが、
お軸について書いてみます。
お茶会に行くとまず目にするのが床の間のお軸です。
床の前まで行って、扇子を置いて、お軸を見上げますが、
書かれている文字のいくつかが読めない!となって、
意味わからず・・・という空しい体験がよくあります。
ちなみにこれはokeikoJapanの床に掛けてある軸です。
円相の左に書いてある3文字は「無尽蔵」です。
それはそれとして、最近私が知ったことは、
お軸は全体として見るということです。
この写真の軸でいうと、
文字や絵が描いてある作品を「本紙(ほんし)」と呼び、
その上下に細く入っている裂(きれ)が「一文字(いちもんじ)」、
その上下左右が「中廻し(なかまわし)」、
さらにその上下が「地(じ)」で、
それぞれの長さは、下1なら上2と決まっているそうです。
なるほど! お軸の安定感はこの比率にあるのか!
裂は一文字が一番高い裂で、金襴とかが使われるそうです。ふむふむ。
一番大事なことは、裂が目立つのではなく、
裂が本紙を引き立てることだそうです。
私個人の反省点として、
お軸の字ばっかり見ないで、全体を見て味わうこと。
これからはそういう目で見ていきたいと思います。
前の記事へ
次の記事へ