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誓信和尚と宮島杓子 その頌徳碑

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誓信和尚と杓子 その頌徳碑

前回のブログは森山さんが書き、すべて英語でしたが、

日本語で誓信和尚のところだけ書いてみます。

スタッフの谷野です。

というのもスタッフの一人が、修学旅行生などの団体のお客様に向けて、

誓信さんの功績を説明するイラストを描いてくれたからです。

 

宮島は「神の島」と言われ、土地を耕して田畑を開墾することができなかったため、

島人に何か生業がないかと考えた誓信和尚が、山にたくさんある木から杓子を作って、

宮島参詣のお土産として売ってはどうかと思いつき、島人がつくったところ、

それがよく売れて、「宮島」と言えば「杓子」のことを指すまでになったという話です。

しかもこの杓子の形は、弁財天の持つ琵琶の形から来ているそうで、優美です。

 

先日千畳敷から五重塔辺りを歩き、山辺の小径に入っていったところ、

誓信さんがいた光明院があり、そこを過ぎると広場になって、桜の木が何本も植えてある広場に出ました。

その眺めの良いところに誓信和尚の頌徳碑がありました。

桜の芽はまだ固いもののびっしりと用意されていました。

暖かくなったらぜひ足を延ばされて、誓信さんと同じ眺めを楽しまれ、

その後は商店街でたくさんの杓子を見て歩いてください。

もちろんokeikoJapanにもお寄りいただき、杓子を使ったお守り作りや杓文字書道をお楽しみください。

 

 

この記事を書いた人

橋口栄

保育士からTV局のお天気キャスターへ転身。 その後、多くの番組リポーター・ディレクターを勤め、出産を機に退職。 2013年、地域コミュニティとカルチャーを融合させた「おけいこハウス」創業。2016年、株式会社okeikoJapan設立。 宮島島内の空き寺をリノベーションし日本文化体験施設を創設。 広島ベンチャー大賞銀賞受賞。

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