宮島の神仏習合
徳寿寺にも神棚があり本堂の前には鈴があるしなんとなく神道テイストなのを不思議に思い、ちょっと
調べてみました。 スタッフの森山です。
宮島に限らず 日本の仏教と神道は同居してきました。
神道が国教と定められて分離が決まったのは1868年の分離令です。
この当時「分離」を目指す明治の為政者に「習合」の現状維持を嘆願したとのこと。
日本独自の文化を守ろうとしたんじゃないかぁと思います。
厳島神社にももともと仏像があったのですがこの分離令によって仏像は
厳島神社出口のすぐ隣にある 「大願寺」に移されているようです。
この当時破壊された仏像が多かったことを考えると何よりですね。
ちなみに厳島神社に祀られている 「市杵島姫」は仏教でいうところの「弁財天」です。
大願寺に祀られているのは弁財天です。
合祀されているといえば 「大聖院」もたいしたものです。
五百羅漢から始まってあっちにもこっちにもお堂がありいろんな仏像が祀られています。
弥山本堂まで行くと「三鬼堂」がありなんと鬼まで祭ってあるのです。
鬼のおみくじも売ってます。 赤鬼と青鬼があってどちらもかわいいです。
森山は両方買いました。(おみくじそっちのけ)
お砂ふみによる聖地巡礼チートもあるのでぜひお立ち寄りください。
…
話がずれました。
宮島にはかつての日本で神仏が合祀されていた名残がたくさん残っています。
そんな視点で宮島のお寺や神社をまわるのも興味深いですね。
週末には宮島桟橋の観光案内所のところでガイドツアーが開催されています。
ガイドさんに詳しくそのあたり、聞いてみてください。
ガイドさんってなんでも知っててびっくりよ。
ガイドツアーって日本人はあまりなじみがないかもしれないですが
宮島なんて珍しくないあなたにもガイドツアーはおすすめです。
時間的にも1時間半くらいでちょうどいい。 参加費はたったの500円。
タイトルと違う話になってきたけど、興味を持った人はガイドツアーおすすめです。