紙垂(しで)張り・・・氏神祭
氏神祭の紙垂(しで)張り
スタッフの谷野です。
何日か前に他のスタッフが紙垂の準備をしていると書いていましたが、
今日がその紙垂張りの日でした。
町内総出で、家の軒やら駐車場やらに
縄を張り巡らし、紙垂を取り付けていきました。
私も手伝いに出ましたが、
最近吊るし柿を作ったのでその感覚で、
縄にやや密に紙垂をつけてしまい、
「それじゃあ足りなくなるよ、1メートルおきくらいでいいよ」
と言われました。
何百メートルも町内の家を漏れなく、皆さんで張られました。
どこの家にも災厄のないように願いを込めて。
縄は米を収穫した後の藁を撚って作っているので、
細くなったり太くなったりしていて、
これが自然素材そのままで、楽しい気持ちになりました。
ところで、紙垂張りは全国どこでも行われますが、
宮島独特の心配は・・・ほかならぬ鹿です。
紙垂を張る様子を鹿が見ていましたが、
彼らには美味しいエサが吊るされているとしか見えないことでしょう。
祭りまでに紙垂と縄が鹿に食べてしまわれないように、
高く取り付けられた、宮島の紙垂でした。