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宮島の伝統工芸品 宮島張り子の魅力

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人々に愛される宮島張り子のいくつかを見てみましょう

昔からある宮島のおみやげ物屋さんに行くと、いろどりのひときわ鮮やか一角があります。近寄ってさらによく見ると、「愛らしい」という一言では表せない、味わいのある動物やお面の数々です。張り子を作られている田中司郎さんの工房にお邪魔して、写真を撮らせていただきました。ご紹介しましょう。

古来よりふくろうは縁起の良い鳥とされてきました。張り子のふくろうは独特の表情で、見ている人を見つめ返してきます。黙っているけど、何かすごく語っているような顔。

キジやブッポウソウ、ルリカケスなどの鳥がいて、鮮やかに色付けされています。頭と尻尾で上手にバランスを取り、転びそうになってもちゃんと起き上がってきます。それで縁起物として贈り物にもされるそうです。

これは鹿のお面で、壁に飾られています。すっきり伸びた角、すました顔など、人形でありながら、独特の雰囲気を持っています。鹿というだけで、宮島のお土産になります。

これは令和元年の干支、イノシシです。ユーモラスな顔で、一年飾っておけば、その年はいいことがありそうな気になれます。伺った日は10月でしたので、今は来年の干支のネズミ作りが忙しいと言われていました。

左の写真は招き猫、右は招き犬です。招き猫は田中さんが張り子を作り始めた頃のものだそうで、表情が固いんだといわれていました。右の招き犬は、昨年の干支の犬ですから、最近です。言われてみれば確かに目が若干違うかも。でもどちらも魅力が有ります、幸せを招いてくれそうです。

宮島張り子の特徴

宮島張り子には他とは違う作り方の特徴があるそうです。一般的な張り子は、型の外側に和紙などを張り重ねて形を作ります。
しかし、宮島張り子は、型の内側に和紙などを貼り付けて形づくるそうです。土鈴と同じだと言われていました。その製法が、他とは異なる宮島張り子の味を生んでいる一つの理由とも思われます。

宮島張り子のもう一つの特徴は、その鮮やかな色づかいです。カラフルな色で、単純にくっきりと色づけされ、飽きることもありません。

田中さんの手仕事から生まれる張り子は、今や日本中のみならず、世界中のお宅に連れ帰られています。そしてみんなに愛されて、幸せを呼んでいます。

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