株式会社okeikoJapan

宮島の起業story「起業するまでの私…vol.3」

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株式会社okeikoJapanを設立するきっかけとなった、最初の起業は、自宅が舞台。
『地域コミュニティとカルチャースクールを融合させた、地域の笑顔が集まる場』をテーマに「おけいこハウス」を作りました。

 

自分にできることは?

 

空っぽの8畳と4畳のお部屋ができ、心機一転、となったわけですが、
この時は、ただ「自分にできることは何か」を、探す日々。

起業、ベンチャー、スタートアップという言葉も、まだ自分の中にはまったくなくて、
狭い領域の中で、経験値をたどっているだけの状態でした。

今でこそ、社会課題とかイノベーションとか、
そんなことをイメージしながら事業を始めることが大切だと理解できますが、
そうしたことを学んだのは、okeikoJapanを設立してからのことです。

 

 

イノベーションって誰でも起こせるチャンスがある

 

ちょっと話が逸れますが、
中3の息子が通う学校は、一般的な公立の学校とは少し違い、
テクノロジーや語学、21世紀型スキルを身に着けることを最優先に取り組んでいます。
オンラインでの特別講座を、一緒に見せてもらうことがありますが、
必ず、出てくるキーワードが「イノベーション」。
未来を担う子どもたちが、こうしたことを自然に考えられる学びは、とても重要だと感じています。
この学校の先進的な取り組みについては、また別の章でお伝えしたいと思います。

 

事業でなく、サークル活動の域

 

少ない経験値のなかから探し当てたのは、
「動画制作会社」いや、…正確に言うと「動画制作のお手伝い会社」…笑。

友人が経営している制作会社のアシスタントやナレーションのお仕事をもらって
企業のPR動画を作るお手伝いを始めました。

しかし、デジタル機材を使った撮影、編集の技術は素人同然。
カメラアシスタントはできても、重い荷物は持てないという最悪のアシスタント、笑。

 

 

 

 

クライアントと打ち合わせをして台本を書くことはできますが、
斬新なアイデアを持って新しい形の見せ方を提案できる力量もなく、
そんな私が営業したところで、仕事の依頼がくるはずもありません。

 

友人のおかげで、なんとなく楽しい仕事っぽい感じではありましたが、
その友人がいないと何にもできず、結局、ビジネスというよりも
サークル活動に近い状態でした。

 

結果、「動画制作の仕事を始めました」の年賀状を知人に送ったのを最後に、やる気もトーンダウン。
すぐさま限界を感じ、またまた、
「私って社会に必要のない人間だ」のネガティブループに入っていきました。

 

 

 

この時使ったお金は
机、ヘッドフォン、音声録音機器、ロゴ作成、チラシ作成、封筒、名刺作成の費用。
貯金していた病院勤務4か月分のお給料でまかなえたので、家計を圧迫することなく、
フェードアウトに向かっていきました。

 

フェードアウトの個人事業って案外多い?

 

もしかすると、家庭の主婦が、
趣味の延長や手持ちのお金で小さく始めた個人事業の場合、
こんなふうにフェードアウトしてしまうことが少なくないのではないでしょうか?

何が欠けているからこうなってしまうのか。
私の失敗から言えるのは、

『自分のことしか考えていない』

自分にできること、自分がやりたいことをビジネスにするためには、
そこから一歩も二歩も先を見て、
どんな世の中にしたいかまで、ビジョンを掲げる必要があったと感じています。

今では起業スクールが盛んに行われ、考え方の基本については、もう当たり前のことかもしれませんが、
当時、そうした学びの場も少なく、無知だった私は、本当に視野が狭かったと思います。

しかし、ただ漠然と、ビジョンだとか事業計画だとか、本気で書くのは難しいですよね。
単にスクールに行って、ワークショップでいろいろ学んだとしても、
それは起業の入り口に過ぎず、実践しないと、本気モードにはなりません。

そこでおススメするのが、補助金申請。
それはそれはもう、大変な書類作成が待っています、笑

ビジネスコンテストにトライするのもいいですね。
私は今も、プレゼン資料を書きながら、自分自身の考えの甘さ、他者に思いを伝える難しさを痛感しています。

 

 

さて、フェードアウト状態から、
次のステージのきっかけとなる、一本の電話が鳴ります。

 

続きは

「起業するまでの私…vol.4」へ。

 

Sakae Hashiguchi

 

 

 

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