株式会社okeikoJapan

宮島の起業story はじまりは「おけいこハウス」~あきれるほどの無計画ぶり~

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コロナ禍において、皆が模索し、時には原点に戻って、今後の展開を考えている事業者も少なくないと思います。
私も今、新たなプロダクト開発、そして新たなビジネスモデルについて日々、悩んでいるところです。
そうした中、起業を考えている皆さんへ、私の体験談が何か一つでも参考になればと思い、ブログに綴っています。

 

株式会社okeikoJapanを設立するきっかけとなった、最初の起業は、広島市西区の自宅が舞台。
『地域コミュニティとカルチャースクールを融合させた、地域の笑顔が集まる場』をテーマに「おけいこハウス」を作りました。

 

最初の一歩

 

今でこそ、起業、創業、プチ創業、女性創業など、さまざまなセミナーがありますが、
私が起業を考えたころ(2013年)は、まだそれほど、起業に関するセミナーは盛んではありませんでした。

 

何から始めれば良いのかよくわからない、というか、
あまり深く考えず、思い付くままに動き始めていた気がします。

 

とりあえず、まずはイメージに添うお部屋を作りたいという発想から
最初に取り掛かったのは、お部屋のリフォーム。

 

古本屋さんに行ってインテリア雑誌を集め、
ネットで画像検索し、
理想に近いものを探して、スクラップブックを作りました。
ただただ、自分の好きなイメージを描くだけの楽しい日々。
今思えば、起業するという大変な一歩を踏み出すとは思えない、甘い考えのスタートです。

 

予算は、自分の貯金(へそくり?笑)100万円。
家を建てるときにもお世話になった友人の建築士に依頼し、着々と進めていきました。

 

3月末にテレビの仕事を辞め、
4月におけいこハウスの構想を練り、
5月にリフォームを依頼し、
6月に工事。
7月1日にオープン。

 

良く言えば、素晴らしいスピード感。
しかし、無謀ともいえる暴走。

 

実は7月のオープンにこだわったのには理由があります。
夏休みの子ども向け講座を作り、地域のお母さんたちに知ってもらって
知名度を上げたいと考えたからです。
この時は、マーケティングのことやペルソナ設定など、なーんにも知らない状態で、
勘のような思い込みで、7月の設定、笑。
(結果的には間違っていなかったのですが、ターゲットを決めて、
その根拠をしっかり説明できないままだと、上手くいかないときの軌道修正ができないので、やっぱりダメですね。)

 

あまりにもタイトなスケジュールで、周りからは1年先に延ばした方がいいと言われましたが、
思い立ったら即行動タイプの私には1年も待てないわけで。。。
直近の7月オープンには強くこだわって、猛スピードで進めていきました。

 

 

ひろしま創業サポートセンター

 

本来は、リフォームに踏み切る前段階で、起業相談に行くべきでしたが、
すでに動き始めていたため、ここでようやく事業計画・収支計画というものが必要であることを知ります。

 

自分の思いを語るのはこれまでの職業柄、得意なことなので、
サポートセンターで『私はこんなことがしたい』ということを延々としゃべったように思います。
そして、担当者M氏からひとこと。
「今しゃべったことを全部書いてください。」

 

TVディレクターの仕事をしていたので、ストーリーを立てて台本を書くという作業は慣れていましたが、
事業計画・収支計画は数字が中心になり、その数字のエビデンスも求められ、数字で語ることが苦手な私にとっては
ここで大きな壁にぶち当たることになります。

 

しかし、このハードルを越えないと、
銀行の融資も受けられない、補助金申請もできないので、
M氏のサポートを得ながら、四苦八苦、進めていきました。
(今思えば、M氏にかなりの加筆をしてもらったような気がします、スミマセン。。。)

 

ここまで細かく書かなきゃいけないの?とブツブツ言いながら、笑
なんとかこのハードルを越え、
創業補助金200万円、銀行融資100万円の資金調達ができ
運転資金を確保することができました。

 

 

私は起業の相談を受けると、必ず「ひろしま創業サポートセンター」をご紹介しています。
(センターの回し者ではありません、笑)
担当者M氏と出会わなければ、おけいこハウスもokeikoJapanも生まれていなかったと思いますし、継続もできていないと思います。

創業のイロハから、厳しいアドバイスも、そして専門家の紹介も含め
幅広くサポートしてくださいますし、サポート費用が2年間無料というのがすごいですよね。
何からすればよいかわからない、こんなことでつまずいている、どんな相談にも(多分)応じてくださると思います。

https://www.hiwave.or.jp/hsusc/

 

 

おけいこハウスを思い立った時には、
まさか融資を受けて始めることになるなんて
思いもしませんでしたが、計画をたてていくうちに、運転資金は必要だと気づきました。
この時の計画書作成で、やっと「本格的に事業を始めるんだ!」という覚悟ができた気がします。

 

こんなド素人の私でしたが、多くのサポートを得ながら、準備を進めることができました。
きっと、このブログを読んで、こんな甘い考えでも起業できるんだ、と感じた方がおられるかもしれませんね。
そう、起業は誰でもできるのです。ただ、続けるのは至難の業。

 

私もこの時はまだ、荒波だとは思っておらず、未来はバラ色、ルンルンのスタートでした。
しかし、ここからがイバラの道の始まりです。

 

Sakae Hashiguchi

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