茶道体験で伝えたいこと
宮島と茶道が大好き!茶道講師の中村です。
今日は久しぶりに英語通訳のスタッフ無しで、茶道体験を始めることになり
朝からドキドキしておりました。。
ですが、来られたのは日本語検定1級をお持ちの韓国人男性!!
流暢に難しい言葉もよくご存知で、頭の中で繰り返し復習していた英語のフレーズは使う必要がなく、ホッとしつつ少し拍子抜けしながらも、
それなら!と普段英語では伝えない所も日本語で伝えみました。
一連の茶道体験が終わった後、彼は最後に大きく息を吐かれました。
どんな風に感じられたか最後に伺うと「少し難しかった」と。
私は、茶道体験の中で、動作の決まり事ではなく茶道の点前に込められた
相手への尊敬や感謝、おもてなしの気持ち。
道具とともに自分の心も清め、
ただただお茶を点てることに全集中するための動き。
実は1つの動きの中にいくつもの意味づけがあり、
次の動きへの無駄のない動きの美しさといった部分を少しでも感じていただけたらと
思ってさせていただいます。
日本語が通じても限られた時間と言葉の中でお伝えすることは
お相手の状況や背景によっても
なかなか難しいなと改めて感じました。
そうかと思えば、片言の英語で、言いたいことの10分の1も言葉では伝えていなくても
伝えたいことをくみ取っていただけたと感じる瞬間もあり。
一期一会のおもしろさと同時に責任を感じた時間でした。
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