宮島の起業story「おけいこハウスを作ったきっかけ」
株式会社okeikoJapanを設立するきっかけとなった、最初の起業は、自宅が舞台。
『地域コミュニティとカルチャースクールを融合させた、地域の笑顔が集まる場』をテーマに「おけいこハウス」を作りました。
起業に向いてる?
主婦からのお仕事復帰はことごとく失敗。
(これまでの挫折についてはvol.1~vol.4で。)
失敗を経て痛感したのは、
組織に属して働くスタイルは、自分には向いていないということ、
過去にすがって仕事を探しても、未来は築けないということ。
そして、歳を重ねていく中で「生涯現役でいられるような働き方をしたい」と
強く思うようになりました。
もともとフリーランスで「番組契約」というスタイル。これって、つまり個人事業主なわけです。
当時はそんな意識は全くありませんでしたが、
今思えば、起業は私に向いている選択肢だったのかもしれません。
もっともっと遡れば、
短大時代の就職活動で、保育士の市の採用試験合格通知と、4次試験まであったアナウンサー採用試験の不合格通知。これが同時にやってきて、号泣。(もちろん不合格の悲しい涙、笑。)
大学に編入してリベンジという道もありましたが、親の勧めで保育士の道を選びました。
結果、福山で保育士として働きながら、週末は広島のアナウンススクールに通い、
番組オーディションで合格して、保育士を退職。
親の思うような安定した道から外れて、ついには家を飛び出してしまう、笑。
こうして振り返ると、実はここから、起業の道は始まっていたのかもしれませんね。
おけいこハウスを作ったきっかけ
で、どうして「おけいこハウス」?
ですよね、笑。
実際に起業して、いちばん質問を受けたのが、
「どうしておけいこハウスを始めたのですか?」
セミナーやビジネスコンテスト、メディアの取材では
「暮らす町で、笑顔が集まる場を作りたいと思いました。」
端的にこう伝えてきましたが、実はきっかけは様々な状況が重なっています。
・福山で1人暮らしをしている母が交通事故に遭い、退院を機に広島に呼び寄せ、孤独にならないよう友達づくりの場が必要だと感じたこと。
・町内会の役員をする中で、自分が暮らしている町を大事にしていきたいと感じたこと。
・お稽古事が好きで、自身も子どもたちも習い事をしていたこと。
・お片付けした部屋の使い道がなく、空き部屋になっていたこと。
・講師業をしているママ友達から「教室としてお部屋を貸してほしい」と言われていたこと。
・中国電力インキュベーション施設「SOHO国泰寺倶楽部」で「ひろしまコミュニティカレッジ」の代表理事を務め、事業者間の学びの場、大学の課外講座の企画に携わった経験があること。
・ネット社会が進むにつれ、リアルコミュニケーションの大切さを感じ始めていたこと。
・挫折続きの仕事復帰で、人とのコミュニケーション、優しさ、温かさ、笑顔に飢えていたこと、笑。
こんな状況や思いから、
親や子も、おじいちゃん・おばあちゃん世代も、学びを通じてリアルに交流できる場を作りたい、
単にお部屋のレンタルでなく、講座の企画やスケジュール管理・運営もトータルプロデュースしてみたい、と夢を膨らませていきました。
頭の中ではイメージバッチリ!
↑(この「頭の中のイメージ」が、のちに苦労することになります。。。)
さぁ、いよいよ実現に向けて動き出します。
Sakae Hashiguchi
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