Tea Gathering を推奨したい
なぜ Tea ceremony になったんでしょうか?
茶道の英訳として Tea Ceremony が使われるようになったのは
1906年岡倉天心が 英語で書いた 「茶の本(The Book of Tea)」が最初です。
それまで日本のことを知らなかった欧米に初めて 茶道というものを紹介した本です。
この当時 新渡戸稲造が 「武士道」という本を出版しておりこちらも合わせて
欧米で高い評価を受けました。
茶道のことなどさっぱりわからない森山です。
茶道をそのまま訳すと ”Way of Tea”ですよね。
なんといっても 道 ですから。
茶道体験の通訳に入るたびに Tea Ceremony ってちょっとニュアンスが違うなぁ、
なんて思っていたわけなんですが。
先日 茶道の先生が持っていた 英語で茶道を説明する本の中に
「Tea Gathering」という言葉があり これはしっくりくるなと思いました。
いかがでしょうか?!
茶会という言葉ピッタリではございませんか?
たしかにお点前という決まった手順があるわけですが 「儀式」とは違って
もっと柔らかく、相手に応じて、状況に応じてそのたびにかわっていくものではございませんか?!
茶の集まり これこそ 茶会の訳としてしっくりくるのではないかと!!
全く個人的な見解から この Tea Gathering
という言葉を推していきたいと思っております。
賛同してくださる方がいらっしゃいますように。
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