ミニ茶道体験してみよう
自分で気軽に点てて、抹茶を楽しみましょう
「茶道の作法は難しそうなので、抹茶を自分で点てて飲むとか、したことないなあ。」といわれる方にぜひおすすめです。
(裏千家の点て方ですが、ふくさと茶巾は省いています。)
抹茶を点てるのに必ず必要なものは、抹茶の粉と茶筅(ちゃせん)だけです。〈左の写真〉
抹茶茶碗の代わりには、お家にある大き目の茶碗を使えばいいですし、
茶杓(ちゃしゃく)の代わりにはティースプーン、
抹茶を入れる棗(なつめ)の代わりにはジャムの瓶でもOKです。
お家にいい感じのお盆があれば、それに道具を載せると茶道らしい感じになります。
茶碗の一番見栄えの良い面〈正面〉を自分の方に向けて置きます。
1. まずは茶碗を温めます。お湯を入れて、ゆっくりくるりと回せば温まります。
お湯を捨てて布巾で拭きます。
そして茶碗に抹茶の粉を入れます。
茶杓だと、1杯半から2杯すくって入れます。ティースプーンだと軽めに一杯半でしょう。
2. お湯を注ぎます。
三口半で飲めるくらいの量です。
え?分からないといわれる方のためにだいたいの量を書きますと、70~80ccです。
え?さらに分かりにくいとか……
3. 茶筅を右手で下向きに持って、左手は茶碗を押さえます。左利きの方は逆でいいです。
そして、茶筅は前後にすばやく振ります。
10秒くらいそうしていると、細かい泡が立ってきます。
ぐるぐる回していてはなかなか泡立ちません。
もういいかなと思ったら、茶筅でくるっと「の」の字を書き、真ん中からすっと抜きます。
4. さあ飲んでみましょう。
右手で茶碗を持ち上げ、左の手のひらに載せ、右手で茶碗の横を持って、一度礼をします。
「いただきます」の意味です。
5. ④ 茶碗を時計回りに2回(90度ずつ2回)回して、正面を避けます。
さあ、味わってみてください。
いかがでしたか?
飲み終わったらまた茶碗を反時計回りに2回まわして、正面を自分の前に戻します。
お茶を飲む前に甘い味のお菓子を食べておかれると、お茶がぐっと美味しくなりますよ。
また、点てたお茶を人に出す時は、茶碗を2回まわして、正面を相手に向けて出します。
茶道は「敬意」を大切にします。
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