夏井いつき先生にほめられました
スタッフの谷野です。
先日、夏井いつきさんの句会ライブがあり、参加しました。
句の作り方を聞いた後、参加者はその場で句を作り、
集めたものをいつきさんが瞬時に目を通し、7句の入賞作品を選びます。
スクリーンに映された7句の内、どれが一番いいかは、会場の参加者の多数決で決まります。
誰が作った句かは最後まで伏せられます。
最優秀とはいきませんでしたが、私の句も7句に選んでいただき、賞品の句帳をいただきました。
中を開くと、表紙の裏に、サインが入っています。
さて、私の作った句は、
ご先祖の蔵を捨てる日冬ざるる
です。季語は「冬ざるる」で、冬に草や木が枯れ、淋しい景色となることです。
私はこの日の前日に古い蔵の物を全部、回収業者に運び出してもらうということをしていました。
壁が崩れてきたので、誰かが処分する決断をしなければいけないと思い、
ついに嫁の私が空っぽにしました。
しかし、蔵の奥からたくさんお膳が出てきたときには、
私の知らない先祖が、お膳を並べて、冠婚葬祭の料理を食べていた様子が想像されて、
それらの人達を捨て去ったような、空恐ろしい気持ちになりました。
そんな気持ちを句にしたものです。
私くらいの歳になると、親が亡くなったので、実家の家を取り壊したという人もいて、
共感してもらえたようです。
これは夏井いつきさんの名刺で、開くと松山市内で使えるクーポン券になっています。
夏井さんは愛媛県松山市の観光大使でもあるので、観光客を呼び込むために、
名刺がクーポン券を兼ねているそうです。これも貰えました。
前日からの鬱々とした気持ちが、句をほめていただいたことで救われ、
良い一日になりました。
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