しゃもじはなぜ宮島の特産品なの?
目次
しゃもじはなぜ宮島の特産品なの?
宮島名物のしゃもじ。ご飯をよそうだけではなく、
お土産や記念品、はたまた郵便で送れるしゃもじまで売られていますが、
なぜ宮島はしゃもじが有名なのでしょうか?
日本屈指の観光地宮島
江戸時代、戦乱の世が終わり世の中が平穏になると、
空前の旅行ブームが起こりました。
有名なものではお伊勢参り。
伊勢に行ったことを証明するために伊勢の特産品を買って江戸に帰る人も多かったようです。
煙草入れや根付など、お土産の文化もこのころ発展したようです。
そんな中、風光明媚な宮島も一大観光地へと成長します。
宮島最古のお土産品と言われているのが「色楊枝」
色とりどりに着色された楊枝の上に桜など小さな細工が付いているもので、
残念ながら現在は制作されていませんが、宮島歴史民俗資料館で展示を見ることができます。
宮島のスーパーヒーロー 誓真さん
18世紀に宮島神泉寺で修業をした誓真さん。僧侶でありながら
大変手先が器用で、しゃもじを開発し、宮島名物にした立役者です。
宮島では稲作、畑作が禁じられていたため、島民は年貢の代わりに大束という薪の束を収めることになっており、山仕事が盛んでした。
そういった背景から木を使った工芸品で、宮島の弁天さんにちなんだ琵琶の形を
模したしゃもじを考案、全国にお土産として広まったそうです。
名産ができることで宮島島民の暮らしも楽になったのではないでしょうか?
また、この誓真さんは宮島にいくつも井戸を掘ったことでも有名で、
いまでも現役で使用できる「誓真釣井」という井戸を宮島の各所で
見ることができます。
名産品を作り、島の水環境を整えた、まさにスーパーヒーロー誓真さん!
縁起物「しゃもじ」
しゃもじはご飯をすくうことから、
「敵を召し取る(飯取る)」
などと言われ、必勝祈願などにも使われるようになりました。
広島カープの応援でもしゃもじが使われることがあります。
宮島に来たら好みのしゃもじを探してみよう!
ご飯をよそうしゃもじ、ストラップ型しゃもじ、必勝祈願や合格祈願のしゃもじ、
大鳥居が描かれた装飾用しゃもじなどいろいろなしゃもじを発見できるはず!!
宮島okeiko Japanでは、ミニしゃもじに願い事のハンコを押し、着物をリメイクして
作ったお守り袋に入れる「オリジナルおまもり作り体験」や
しゃもじに筆で字を書いて作品を作る「しゃもじに書道体験」をご用意しています。
ぜひぜひおいでくださいませ!
じゃらんでの体験予約はこちら
しゃもじに書道体験予約
宮島名産のしゃもじに書道!お土産や記念品にぴったり!
ミニ茶道体験予約
気軽に茶道体験をしていただくコースです。
体験予約はこちらから
okeikoJapanでは創建300年の禅寺を改修した施設で、着物を着て、本格的な茶道・書道・和菓子作り・座禅・さをり織り・日本舞踊など、日本文化体験を行うことができます。
前の記事へ
次の記事へ