今年はどこもかしこも、椿の花の花盛りです。

柿に「なり年」というのがありますが、

椿にも「咲き年」があるのではないかと思います。

写真はおけいこジャパンの庭にある藪椿で、

人の背より少し高いくらいの木ですが、

30～40の花をつけたと思います。

外の大きな椿の木々を見ても、木が赤く見えるほど咲いています。

茶室に活けてある椿も庭の椿を取ってきたものですが、

これは藪椿より少し華やかな咲き方をします。

茶花としてはやや「わび・さび」に欠けるところでしょうが、

2日ほどきれいに咲いていたら、ぽとんと落ちてしまうところは

藪椿の潔さを持っていて、茶室に合うように思います。

バラのように美しく改良された最近の椿は

花が終わってもいつまでも木に残ったままです。