こんにちは！茶道と宮島大好き！スタッフの中村です。

先日、宮島チョコレートを買いに

ドイツのお客様がいらっしゃいました。

宮島チョコレートのデザイン、味の説明を

英語で森山さんがされるのを横で聞かせてもらいながら

しょうゆ味のチョコに驚かれていましたが

喜んで即買いされていらっしゃいました。

韓国、熊本、そして宮島に来られ

明日はどこ行くか決めてないみたいで

そんな旅してみたい！羨ましい！と思っていたら、

彼が、英語が堪能な森山さんに質問があると。

これは何ですか？と

おもむろに携帯の画像を見せてきました。

そこに映っていたのは信楽焼のたぬき！

これは、くまモン？

いやいや、たぬきだよと言いつつ

改めてこの信楽焼のたぬきってどんな意味があるんだろうと

とっさに調べました。

滋賀県の信楽焼で、こちらのたぬきは江戸時代、明治時代に作られ始めた

所説あるみたいですが、昭和天皇が滋賀を訪れた際に、多くのたぬきがお迎えし

和歌を詠まれたことから全国に広がっていったそうです！

なぜ、たぬきなのか？調べてみると、

た（他ほか）ぬき（抜く）ということで、他を抜く程商売繁盛しますように！という

縁起物なんだそうです。日本ってほんとだじゃれ好きですよね(^^)

たぬきがあの姿なのも、

「八相縁起（はっそうえんぎ）」と呼ばれる、8つの縁起の意味を伴ってあの姿形をしているそうです。

「八相縁喜」とも呼ばれる各部位別の意味は、、、

• 大きな笠：普段から準備し思いがけない災難から身を守る
• 大きな目：周囲を見渡し気を配ることで正しい判断ができる
• 顔：常に笑顔でお互い愛想よくいることで商売繁盛に繋がる
• 徳利：飲食には困らず（商売が上手くいく）人徳を持てるように努める
• 通い帳：世渡り上手は信用が第一
• 大きなお腹：冷静さと大胆さを持ち合わせる
• 大きな金袋：お金を自由自在に使えるほどの金運に恵まれる
• 太いしっぽ：何事もしっかりした終わり迎えることが真の幸福

あのだらしない酔っ払いのような姿には、

こんなに深い意味があったなんて(*_*)

これを知ると今まで気にも留めなかった信楽焼のたぬきが

欲しくさえなってきました（笑）

おけいこジャパンで仕事をさせてもらい始めてから

今まで気にも留めなかったことを外国の方から質問されることが多く

スルーしていたものにも、これは何？どんな意味が？と思い、

調べるようになりました。

改めて日本文化を学び、体験すると

きっと今までにない視点を持った自分に出会えるはずです！！

おけいこジャパンでそんな自分に出会ってみませんか？